女子プロレス「スターダム」のワールド王座戦(4日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)は、王者のジュリア(28)がデスマッチ&ハードコアユニット「プロミネンス」の鈴季すず(20)を退け、初防衛に成功した。

 アイスリボン時代は〝妹分〟だった鈴季との頂上対決は、序盤から激しい攻防となった。王者の流れに引き込んだかに見えたが、場外戦では客席に吹っ飛ばされ、花道ではドルフィンバスターで叩きつけられた。

 その後は激しいビンタ合戦を展開。腕固めで一気に攻め込んだ王者だったが、左肩のテーピングをはがされ、負傷箇所めがけてミサイルキックを放たれ悶絶する場面も。それでも意地のグロリアスドライバーを炸裂させ、最後はノーザンライトボムにつなげて完璧な3カウントを奪った。

鈴季すず(左)を吹き飛ばすジュリア
鈴季すず(左)を吹き飛ばすジュリア

 試合後マイクを持ったジュリアは「すず、これがワールド・オブ・スターダム。スターダム最高峰の景色」と語りかけると「私は大事な妹を捨ててここに来た。でも、いつか必ず道が交わる日が来るって信じてた。ジュリアのことを忘れないで、ここまで来てくれて本当にありがとう」と感謝の言葉を送った。さらに「そのうち、すずと隣に並べる日が来ること、ちょっと楽しみにしているね」と呼びかける。

 すると「今日お前に負けちまったけど、新しい目標ができたよ。鈴季すずがその赤いベルトのチャンピオンになって、もっともっと面白い景色を見せる」と口にした鈴季は「隣に立ってあげるよなんて言わねえよ! ジュリアとすずの物語は、まだまだ終わらせねえよ。ジュリア、またな!」と返答した。

 タッグ結成は断られてしまったものの、赤の王者は「私は、私が信じた道を突き進んできて後悔はありません。もっと最高の景色に持っていくためにスターダムについてきてください」。最後は「アリベデルチ、またな!」と会場に集まった観客と大合唱し大会を締めくくった。