J2清水の日本代表GK権田修一(33)が残留を発表し、森保ジャパンでの招集がどうなるのか注目が集まっている。

 権田は1日に自身の公式インスタグラムで、今冬の市場で欧州移籍を目指したが、かなわなかった経緯を説明。その上で「自分自身の実力不足だったこの現実を受け入れて目の前にある役割をまっとうし、同時に常に高みを目指して成長し続けたい」と表明した。清水もこの日、契約更新を発表した。

 そうなると議論を呼びそうなのが代表への招集だ。J2の選手がA代表に招集された例は近年だと2015年に当時C大阪だったMF山口蛍(現神戸)の例があるが、GKだと異例中の異例だ。

 以前に森保一監督はJ1所属の数選手が残留争いに巻き込まれた際に「J2でプレーすることになっても実力があれば呼ぶか」との質問に「そこはなんともお答えするのは難しい」と答えに窮した。続けて「日本代表に選ぶべきだと思った選手については招集したい」と語ったが、J1でプレーする選手を差し置いてJ2から招集すれば波紋も予想されるだけに難しい判断となる。

 指揮官と親交が深い武田修宏氏は「J1だろうがJ2だろうが関係ないだろう」と話すが、カタールW杯で大活躍した守護神の処遇は新生森保ジャパンの懸案となりそうだ。