昨年12月の現役ドラフトで西武から日本ハムに移籍した松岡洸希投手(22)が新天地での活躍に意欲を燃やしている。

 プロ4年目の横手投げ右腕は1月上旬から和歌山で西武・与座らと自主トレを行い、25日から日本ハム二軍施設のある鎌ケ谷で調整している。チームは来月1日から始まる春季キャンプ初日に紅白戦を予定しているため、松岡は「それを想定して投げている。例年よりこの時期にしては投げられているので。紅白戦が楽しみです」と笑み。29日のブルペンでも打者を立たせ、変化球を交えた力強い投球を披露するなど仕上がりの良さをアピールしている。

 西武時代を含めキャンプ一軍スタートは初となるが「そこはあまり気にしないで。自分の持ち味である真っすぐ。あとは自分が自信持っているのはフォークなので。そこをしっかりアピールしていけたらいい」。現役ドラフトでは全選手の中で最も早く選択されたと言われる逸材だけに周囲の注目は高まるばかりだ。

 もっとも、本人によれば新天地での奮起の源は自身の飛躍のためだけではない。自身も加入する「変則会」拡大のためにも自分が一軍で活躍しなければならないという。

「変則会」は2年前に元西武・十亀や下手投げの与座ら変則投げ投手が中心となり結成。自主トレや食事会などを通じて「変則投手の絆」を深めてきた。だが、現在までに構成員はリーダー格の与座を筆頭に松岡、西武育成選手の粟津、それに独立リーグ所属の選手を含めても4人にすぎない。そこで新たな仲間を迎え入れるためにも自身の奮闘がカギになる。

「今年はNPB(選手)が変則会に3人いて。来年はもっと(変則会を)豪華にしていこう、みたいな話をみんなでしているので」(松岡)

 すでに同会内では横手投げで好成績を挙げる阪神・青柳や巨人・大勢らの話題がたびたび上がるそうだが「次元が違う」と勧誘には及び腰の様子。それでも松岡の活躍次第では両者の変則会入りも現実味を帯びる。

「一軍トップで投げる人たちのレベルはすごいなっていう話はしますから。(他の変則投手に)負けないように頑張りたい」と松岡。自身、そして変則会の未来のためにも松岡の新天地1年目は重要な年になる。