新日本プロレス22日名古屋大会で、KOPW保持者の鷹木信悟(40)がグレート―O―カーンとの争奪戦を制しタイトル防衛に成功した。

 この日のルールはオーカーン提案の「異種格闘技マッチ」が採用された。勝敗を決めるのはKO、TKO、タップアウトのみで、道着着用の場合は道着を使用した締め技も有効。また場外に転落した場合は即座にリングに押し戻されるランバージャックデスマッチルールとしても行われた。

 ともに道着着用で試合に臨んだ両者は、序盤から緊迫感あふれるグラウンドの攻防を展開。数々の格闘技をバックボーンに持つオーカーンに徐々にペースを握られた鷹木は、道着を脱ぐとDDT、スライディングラリアートで反撃に転じる。

 しかし手段を選ばないオーカーンに道着の帯で首を絞められると、ユナイテッドエンパイアのセコンド介入も許し大苦戦。さらにスリーパーホールドに捕獲されたが、鷹木は強引にオーカーンを担ぎ上げるとラスト・オブ・ザ・ドラゴンを発射し戦況を五分に戻す。

 ダブルダウンからいち早く立ち上がった鷹木は、グロッギーのオーカーンにスライディングエルボーを発射。そのまま片羽絞めで絞め落とし、TKO勝利をものにした。

 鷹木は2月11日大阪大会でIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカへの挑戦を控えている。KOPW防衛に成功し大一番に弾みをつけるとオカダを呼び込み「大阪でお前がそのベルトをかけるなら、俺のこのKOPWのベルトをかけてもいいんじゃないか? 初のIWGP戦で、KOPWのルールで戦っていいんだぜ?」と、ダブルタイトル戦への変更を持ちかけた。

 王者のオカダも2018年6月にケニー・オメガを相手に「時間無制限3本勝負」でIWGP戦を戦った経験がある。しかし鷹木の要求に対しては「やっぱりこのIWGPのベルト男と男の、(変則)ルールもなくしっかりとしたプロレスで戦う。それがこのIWGP世界ヘビーのベルトだと思います。まさか何かルールがなきゃ、俺に勝てないと思ってないですよね? そんなつまらない鷹木信悟、俺は嫌ですよ」と応戦し、ダブルタイトル戦も拒否した。

 これを受け、鷹木は「オカダならそう言うだろうと思ったよ。だがな、試合が終われば2本ベルトを持ってるのは俺だ。そのIWGPだけをかけて、究極の潰し合いをやろうぜ」と豪語。「俺も何の逃げ道もなく、KOPWの王者として大阪のリングに上がる。なんだかんだ、NEVERにもIWGPにも負けないタイトルにするって言ったんだ。それを実現するにはKOPW王者として、IWGP世界ヘビー級王者に勝って、2本のベルトを手に入れて見せる」と変則2冠への誓いを新たにしていた。