広島のドラフト1位の斉藤優汰投手(18=苫小牧中央高)ら育成を含む新人10選手が7日、広島県廿日市市の大野寮に入寮した。そんなルーキーの中で一番の存在感を放っていたのが同2位の内田湘大内野手(18=利根商高)だ。

 入寮で背負ってきた黒いリュックサックからは茶色のカワウソのぬいぐるみが飛び出していた。内田は「つらい時期にお母さんが買ってきてくれた。さわり心地と寝心地がいいのと、助けられたという意味で(持ち込んだ)」と話した。

「ちょっと太っているので」との理由で〝デブリン〟と名付けたぬいぐるみは広島入りのための新幹線からリュックサックの後ろに入れて持ってきた。「いろんな通りすがりの人が『熊? カワウソ?』と言っていて」とはにかんで明かす。

 今も抱き枕として使っており、ところどころ汚れはある。それでも「ちょっと不細工な顔がいやされます」と大事にしている。プロでの第一歩、入寮を終えて内田は「早く野球がやりたかったので、ウキウキしかなかった」と笑顔で話した。

 高校通算35本塁打。球団からは将来の〝4番候補〟としての期待も大きい。8日から始まる新人合同自主トレへ「体ができていないので、焦りがある。でもケガをしてもダメなので徐々に。そこは焦らず頑張りたい」と足元をしっかり見つめている。