ノア1日の日本武道館大会で、グレート・ムタが米WWEのスーパースター・中邑真輔(42)とのドリームマッチに敗北を喫するも、極上の空間をつくり上げ、ファンを魅了した。
代理人・武藤敬司が2月21日東京ドーム大会で引退することに伴い、ムタも22日横浜アリーナ大会でラストマッチを控えている。引退ロードで実現したWWEメインロースター・中邑との初シングルマッチは「奇跡の一戦」と銘打たれ、団体最高峰のGHCヘビー級選手権(王者・清宮海斗 vs 挑戦者・拳王)を差し置き大会のメインイベントに据えられた。
キンシャサを狙った中邑に赤の毒霧を浴びせたムタは、場外でコスチュームを引き裂いてイス攻撃を繰り出す。飛び付き式腕十字固めで捕らえられても、今度は緑の毒霧を浴びせて脱出に成功した。
ムタは閃光妖術を連発して攻勢に。カウンターのキンシャサで反撃を許した際には、三度毒霧を試みる。ところがここで中邑がまさかのリップロック。マウス・ツー・マウスで毒を吸い取られてしまったムタは、逆に中邑の毒霧を浴びてしまう。そのまま一気にキンシャサを決められ、3カウントを奪われた。
試合後のムタは「ヒー・イズ・グッド。シンスケ、グッド。ヒー・イズ・タフベイビー。バイバイ・シンスケ。センキュー。バイバイ・ニッポンブドウカン。シー・ユー・ヨコハマ」と言い残し控室へ。敗れはしたものの、この日の観衆は札止めの9500人を記録し、あらためてドリームカードの価値の高さを証明した。
そして試合後も会場からは拍手が鳴りやまず。日本が生んだスーパースター同士による一戦は、間違いなくプロレス史における〝最高傑作〟の一つとなった。











