ボンサイ勢に逆転勝利のチャンスあり!? 〝バカサバイバー〟こと青木真也(39)が大みそかの格闘技イベント「RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ)にメスを入れる。連載第2回は、対抗戦で勝敗のカギを握る「ルールの違い」を指摘した。

【大みそか決戦! バカサバイバーが徹底分析(2)】大会の軸となるRIZINと米国の格闘技団体「ベラトール」の全面対抗戦。青木は「今回の対抗戦のポイントは、RIZINルールで行われるところなんだよ。そこが一番の〝妙〟だと思う」と声をしゃがれさせた。最大のポイントは判定での勝敗を決めるジャッジシステムの差だ。

 ここで「違い」を整理すると、ベラトールはラウンドごとにジャッジがポイントを付けて合計点で判定する「ラウンドマスト」。この場合、例えば微差でも1、2ラウンド(R)で上回った選手は、3Rで明らかな後れを取ってもKOなどされない限り高い確率で判定勝利となる。一方でRIZINは15分間全体の試合全体で評価する「トータルジャッジ」。たとえ1、2Rで若干の後れを取っても、最終3Rで大ダメージを与えたり、ニアフィニッシュに持ち込めば判定でも逆転勝利になる可能性がある。

 青木はこの違いが対抗戦の〝大将戦〟に位置付けられるRIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(33=ブラジル)とベラトールの前フェザー級王者のAJ・マッキー(27=米国)の一戦にも影響する可能性があるという。

「今回の対抗戦はRIZINルールだから、トータルジャッジになる。なので、そこは付け入るスキだ。乾坤一擲(運命をかけて、のるかそるかの勝負をすること)で取るっていうのができるんだ。そうは言っても相手次第だけど」

 ラウンドマストに慣れたマッキーに2Rまで押されたとしても、逆にそこでスキや油断が生まれる可能性があるというわけ。そこで大逆転の関節技が決まる…かもしれない、というわけだ。

 さらに副将戦とも言える「クレベル・コイケ(33=ブラジル) vs パトリシオ・ピットブル(35=同)」にも言及し「本来ならちょっと賭けにならないくらい差がある。(コイケは)向かい合った時に圧力負けしちゃうと思います。俺みたいな感じッスね」と自虐しつつ断言する。

 だが、唯一のチャンスは、ルールの違いにあるとして「10対9、10対9と2Rまで取られてもいいから、最後に取りに行くと。それでも厳しいけど、ルールがこっちのものなので、逆転一本勝ちはありうる」。最後にコイケ必殺の三角絞めがさく裂する可能性を「ありうる。っていうか、勝つなら逆にそれしかない」とした。奇跡のアップセットは起きるか。