新日本プロレス14日仙台大会で「ワールドタッグリーグ」優勝決定戦が行われ、前年度覇者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(43)、YOSHI―HASHI(40)組が「オージー・オープン」マーク・デイビス&カイル・フレッチャーを下し、史上3チーム目の大会連覇を果たした。

 頂点を争う戦いは壮絶な合体技の応酬となった。フレッチャーを孤立させた毘沙門は、消灯(合体バスター)を発射。最後は奥の手・奈落(合体ネックブリーカードロップ)で終止符を打った。

 毘沙門は来年1月4日東京ドーム大会で米AEWのFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)の持つIWGPタッグ王座挑戦が決定的に。後藤は「そこを目指して俺らはやってきてるので」とベルト奪還に腕をぶす。

 同大会は団体創始者・アントニオ猪木さんの追悼大会として行われる。猪木さんとは若手時代にあいさつを交わした程度しか接点がなかったが、10月の告別式には所属選手として参列。「今後の新日本プロレス、猪木さんがつくり上げたプロレスというものをなくさない。そこですよね、原点は」と誓ったという。

 くしくもこの日は、高校時代の同級生で、硬膜下血腫から奇跡の復活を遂げた柴田勝頼が、もう一つの追悼大会「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国(猪木祭り)」(28日、両国)出場が発表された。

「彼は新日本だからとかじゃなく、原点にアントニオ猪木さんというものがあって。巌流島に出るといっても、新日本の闘魂を背負って出る気持ちがあると思いますよ。生きることで闘魂を表現している。自分も刺激をもらってます」。長きにわたり切磋琢磨してきた盟友とともに、憧れた猪木さんの2つの追悼大会を盛り立てる。