新日本プロレス14日仙台大会で「ワールドタッグリーグ」優勝決定戦が行われ、前年度覇者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(43)、YOSHI―HASHI(40)組が「オージー・オープン」ことマーク・デイビス(33)、カイル・フレッチャー(23)組を撃破。史上3チーム目の大会連覇を果たした。 

 頂点を争う戦いは壮絶な死闘となった。後藤がフレッチャーに場外テーブルへの断崖式GTRをさく裂させると、毘沙門はデイビスに必殺の消灯(合体式バスター)を決める。

 フレッチャーの間一髪のカットで息を吹き返したオージー・オープンも合体技を連発し攻勢に。それでもYOSHI―HASHIはコリオリス(合体バスター)を切り返し、デイビスにカナディアンデストロイヤーを発射。今度はフレッチャーに狙いを定めて勝負に出る。

 後藤の後頭部ラリアートからYOSHI―HASHIのドラゴンスープレックスでデイビスを排除すると、完全に孤立したフレッチャーに消灯をさく裂させる。最後は奥の手・奈落(合体式ネックブリーカードロップ)で28分超の戦いに終止符を打った。

 連覇を成し遂げたYOSHI―HASHIは「去年優勝したけど、心残りだったのがこのなんだろう…このキラキラ(注・優勝後にキャノンで発射される銀のテープ)? これさ、去年(メインが)スーパージュニアの決勝だったでしょ? スーパージュニアでよかったとは思うけど、俺はこの銀紙のキラキラができなかったのが、すごく心残りで。今年それが実現できたのがうれしい」と、試合後のリング上でキラキラを浴びれたことに異様なまでの喜びを明かした。無理もない。キラキラに対しては、強いこだわりがあったという。

「俺がデビューしたばっかりの時かな? ある先輩と『試合終わったあとこのキラキラ浴びたいです』って言ったんだよ。でもその先輩に言われたんだよ。『お前じゃキラキラ浴びれないだろ』と。それずっとずっと(悔しいと)思ってて…」。世界中を見渡しても、こんなにキラキラに執着しているレスラーがYOSHI―HASHI以外にいるだろうか…?

 悲願が成就したYOSHI―HASHIは「去年俺が言った『なりたい自分になる』。俺もゴッちゃんもまだまだなりきれてないと思うし、まだまだいけると思うから。次の、東京ドームでしょ? IWGPのタッグのベルト、新しく生まれ変わった毘沙門がベルトをいただきます」と豪語。米国・AEWのFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)に流出しているIWGPタッグベルト奪回を宣言した。

 後藤も「タッグのベルトがいまここにない時点で、まだまだ行かなければいけないと思います。次狙うのは、この新日本のタッグベルト、そこ一本じゃないかなと思います」と豪語。来年1月4日東京ドームでの王座挑戦へ「新しい歴史を作ってやるよ」と腕をぶしていた。