【FIFAワールドカップ】森保ジャパンの守護神・GK権田修一(33=清水)が4日、一部のファンやサポーターから痛烈な批判を浴びていたことを明かした。

 カタールW杯1次リーグでは好セーブを連発して日本の快進撃の原動力となっている権田。今大会で称賛と批判が繰り返されていることや、今季所属の清水が降格したこともあって心ない批判にさらされていたことへの思いを語った。

「この予選(1次)リーグは天国と地獄を両方見た。エスパルスでも悪い時のほうが多かった。直接『なんでお前が代表なんだ』とか『辞退してくれ』とかそういうメッセージもたくさん来る」と批判の内容を語った権田。「いろんな人間の本質を見た。良い時は持ち上げるだけ持ち上げて、ダメになったら落とすところまで落としてというのは、これが人間なんだなとこの大会で感じた」と複雑な心境を吐露した。

 それでも、そうした様々な声も受け止めてすべて糧にする覚悟だ。

「優勝と3位決定戦以外は負けて終わることになるので、そうなった時は今これだけ日本サッカーが盛り上がっているのが一気に冷めてしまう。そこは〝盛り上げて〟終わりたい」と快挙へヤル気満々。「(クロアチアに)勝ったら日本の歴史上で成し遂げられなかったチャンスがある。その次は韓国かブラジルが相手、その後はオランダかアルゼンチンと一個一個また上っていかないといけない。楽しんで戦いたい」。今の森保ジャパンに不可能はない。頼れる守護神が日本を頂点へと導く。