岸田文雄首相(65)は21日、衆院本会議で、〝政治とカネ〟の問題で更迭した寺田稔前総務相を「寺田」と発言するはずが、「タケダ」と言い間違える失態を演じてしまった。
野党側はこの日、わずか1か月足らずで3人の閣僚が交代する異例の〝辞任ドミノ〟に猛反発した。本会議はこうした影響などを受け、スタートが1時間45分遅れる異例の事態となった。
岸田首相は野党席からの「大臣の任命責任を果たせ」「何をやっているんだ。総辞職だ!」と激しい〝野次の嵐〟に見舞われる中、「寺田」と発言するところを「タケダ」と言い間違えて失笑を買った。
寺田氏、葉梨康弘前法務相の閣僚辞任については「総理大臣として補正予算審議、被害者救済審議、コロナ対応などの重要課題に答えを出すことを最優先とし、それぞれの辞任を認めた」とした岸田首相は「(両大臣の辞任は)誠に遺憾であり、私自身、任命責任を重く受け止めております」と釈明した。
一方、足元の自民党内からは、岸田首相がアジア歴訪前に「寺田氏の続投は難しい。早く更迭するべきだ」との党幹部からの進言を聞かず、対応が今回も〝後手〟にまわり、野党に攻め込まれている事態に不安の声が上がった。
「本来の自民党なら〝ポスト岸田〟の名前が挙がり、党内政局になるところだ。そうならないわが党にも問題がありますよ。今後、岸田総理は寺田氏と同じく、政治とカネの問題が指摘される秋葉賢也復興相に辞任ドミノの波及したらどうするつもりなのか…」(自民党議員)
求心力の低下が目立つ岸田首相。この難局を乗り越えられるのか。












