さらなる進化を遂げる。広島・栗林良吏投手(26)はプロ2年目の今季も守護神を務め、48試合に登板して0勝2敗31セーブ、防御率1・49の成績を残した。2021年の東京五輪でも抑えを担い、すでに〝絶対的守護神〟の風格が漂う。

 そんな栗林はたゆまぬ向上心を持つ。秋季練習にフル参加。自身初の秋季キャンプは湯布院リハビリキャンプのために一足先に打ち上げたが、ブルペン投球も行うなどみっちり動いた。またオフ期間を通じて投球フォームの修正をするという。

 常にレベルアップ。それが信条だ。

「1年目が防御率0・00で何も欠点がなかったら、何も変えなくてもいいが、制球力の課題が出てた。2年目もその課題が克服できていなかった。課題が出る限りは何かを変えて調整していかなきゃいけないのかなと思う」

 栗林は「僕がたまたまここ2年(守護神を)やらせてもらってますけど、自分がただ『コンディションが良くてやらせてもらってる』という感じなので」と語る。今年は序盤になかなか調子が上がらなかったこともあり「自分より他の投手の方がチームが勝つ確率が高いのかなと思ったりもした」とも明かす。

 周囲から見れば間違いなくチームの中心。新井監督も「先発から栗林につなぐまでの投手をどのように整備していくかがポイントになる」とすでに〝計算〟に入っているが、栗林は「他の投手の状態が良くても自分に任せてもらえるように(自分の)状態、レベルを上げていければ」と危機感をにじませていた。