立憲民主党の岡田克也幹事長(69)は15日、国会内で開いた会見で同党の前代表だった枝野幸男衆院議員が、昨年の衆院選で消費税引き下げを訴えたことは「間違いだった」発言したことに言及した。

 枝野氏は今月12日、さいたま市内で行われた講演で消費税の引き上げについて「政治的に間違いだったと反省している」と語り、先月の自身のユーチューブチャンネルで発言した同じ主張を繰り返した。次期衆院選の選挙公約で「消費税引き下げは見直すべきだ」との見解を示したことで大きな波紋を広げた。

 ネット上では「消費税減税の訴えは選挙対策のためだったのか」「党の方針を変えるのか」といった書き込みが寄せられており、立憲民主党が党として消費税とどう向き合うのかに耳目が集まっている。

 岡田氏は「党の中で、次期衆院選についての政策が議論されていませんので現時点で申し上げることができません」と前置きした上で、「われわれは参議院選挙で時限的ですけど、消費税の引き下げを公約として掲げていましたので、(公約は枝野氏発言)より重いものだと受け止めています」と語るにとどめた。

 唐突な枝野発言を暗にけん制した格好だが、永田町関係者は不安を隠さない。

「立憲党内では枝野氏の発言に反発の声が上がる一方で、賛否を示さない議員たちがいることも事実。つまり減税に頼らない現実路線を希望する人も多いということで、だからこそ執行部には分断を招かないような調整が求められているのです」

 立憲民主党が揺れている。