異例の秋季キャンプ参加を打棒復活のキッカケにできるか。3年ぶりリーグVを目指す巨人のキャプテン・坂本勇人内野手(33)が11年ぶりに秋季キャンプに参加。今季はケガによる3度の離脱もあり2008年のレギュラー奪取後、自己ワーストとなる出場83試合、87安打、5本塁打に終わった。そんな背番号6の完全復活へ新任の大久保博元打撃チーフコーチ(55)が自信をのぞかせた。
巨人は10月31日に秋季キャンプ(11月2~20日、宮崎)メンバー28人を発表。侍ジャパンに選出された岡本和、戸郷、大勢の3選手と丸、中田、吉川ら主力が免除されるなか、坂本が名を連ねた。
原監督は「(坂本)本人の強い希望ですよ」と説明。6日の侍ジャパンとの強化試合(東京ドーム)までの期間限定とはいえ、秋季キャンプ参加は2011年以来となる。
チームは5年ぶりBクラスからのV奪還を目指す。坂本は「もう一回(バットを)強く振る。なかなか今年は強く振れないなというのが自分の中であった。試合の中でも、小手先でヒット打ちに行ったり、強いスイングがなかなかできないなと思いながらやった1年だった」とこのオフのテーマを掲げた。
そんな主将の決断を大久保コーチが歓迎。「キャンプにチームキャプテンがいてくれるというのは、我々にとっても彼にとっても良いこと」と目を細めた。
秋季キャンプでは野手陣にノルマを設定。午前6時半からアーリーワークを行い1日2000スイングを課しているが、「当然、(安打を)2000本打った人とまだ100本も打ってない人ではメニューを変える」(大久保コーチ)と通算2205安打の坂本にムリはさせないという。
そのうえで「(坂本には)力んでバットを振らないと強いスイングは戻ってこないと話している。勇人が環境を変えて場所を移して、しっかり自分の練習を入れていくのが大事」と課題に合った専用メニューを用意している。
08年の西武打撃コーチ時代、徹底的にバットを振らせることで中村剛也、中島宏之らを鍛え上げた。「勇人は全然やれると思っている。本人も連続で30分間は打てると言っていた。まだまだ強いスイングを取り戻せる」と太鼓判を押した。
坂本も「今まであんまりないような話だったり、いろいろ気を利かせてもらえている。いいところをどんどん吸収しながら。聞けることがたくさんあると思うので、聞きながら、取り入れたいなと思います」と〝デーブ流〟に前のめりだ。
果たして新コーチの指導が実を結ぶのか。来年の春が今から楽しみになってきた。











