スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が〝壁〟にぶち当たっている。

 今季は開幕から好調を続けていた久保が、16日のセルタ戦で課題を露呈した。2トップの一角で先発出場して後半30分までプレー。2―1の勝利に貢献はしたものの、現地メディアからは軒並み厳しい評価となった。

 スペイン紙「ムンドデポルティボ」は「試合開始時に降雨があったが、その後の試合ではDFジョセフ・エイドゥに圧倒された」と指摘。ピッチ状態が良くない中で両チームともフィジカルを前面に押し出す展開となる中、ガーナ代表で身体能力に定評のあるエイドゥに久保は完璧に封じ込まれた。〝久保キラー〟とも呼べるほどコテンパンにやられたことで、苦手なタイプへの対応策が急務となりそうだ。

 さらに同紙は「ドリブルで光るものはあったがロストが多く、縦への展開が見られなかった」とズバリ。データ分析専門サイト「ソファースコア」によると、この日の試合ではボールロストが16回に達しており、これまでよりも多くなってしまった。思うように突破できなかった際に、いかにボールを奪われる回数を抑えるかも大きな課題となりそうだ。

 Rソシエダードでは大エースのスペイン代表FWミケル・オヤルサバルが左ヒザ前十字靭帯断裂による長期離脱から復帰間近。戦列に戻ってきた場合には、久保がポジションを失うとの予想も現地メディアで出ている。対戦相手の久保対策も進んでおり、この窮地をどう乗り越えるか。