新日本プロレス14日の後楽園ホール大会の「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」1回戦で、ザック・セイバーJr.(35)がアレックス・ゼインを下して2回戦に進出した。

 テレビ朝日の申し出によって新設が決定した同王座は、タイトルマッチが15分1本勝負で行われることが特徴。そのルールは律義にもトーナメントから採用されたため、時間切れ引き分けの場合はコイントスで勝敗を決するという何とも珍妙な条件で開幕した。

 1回戦でいきなり実現した実力者同士の一戦は、いきなり15分という限られた時間が両者を追い詰める展開となった。開始早々にゼインのノータッチ・トぺコンヒーロで奇襲されたザックだったが、その後は一進一退の攻防の連続。残り時間3分でザックはTACOドライバーを回避して三角絞めで捕獲するが、パワーボムで技を強引に解かれてしまう。

 残り時間1分となったところでエルボー合戦を繰り広げたザックは、またもTACOドライバーの体勢に入られるが、腕十字固めで逆転。ゼインの丸め込みを返すと、今度は足関節技に捕獲する。最後はヒールホールドに移行し、残り時間5秒の14分55秒でギブアップを奪ってみせた。

 熱戦を制して2回戦に駒を進めたザックは「今年は俺にとって最高の年とは言えなかったよな? 『NEW JAPAN CUP』に優勝したのにIWGP世界ヘビー級王者になれなかった。USヘビー級王座に狙いを変えたけど失敗した。だから…いいタイミングだ。新しいタイトル、そのベルトは俺のものだ」と堂々と宣言。

「ニュージャパンで5年かかって、(新日本管轄の)シングルチャンピオン、マダ。でもあの輝くベルトは俺のものだ」と、初代王者へ自信をのぞかせていた。