卓球の世界選手権を終えた日本代表の一部選手が11日、成田空港に帰国した。男子は準決勝で中国に敗れたものの、2016年以来2大会ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得。女子は決勝で中国に敗れて4大会連続の銀メダルを獲得した。

 男子は丹羽孝希(スヴェンソン)がインフルエンザで大会前に欠場することが決まり、4人で臨んだ。そうした中、1次リーグから準決勝まで7戦全て起用された戸上隼輔(21=明大)は「メダルを獲得する子ができてまずはホッとしています」と安堵。ただ、中国に屈したことには「相手との差が浮き彫りになってしまったかなと。サーブの技術や台上の技術で先手を取られるきっかけが多かったので細かな技術をもう一度見つめ直したいと思います」と悔しさをにじませた。

 一方、中国戦は張本智和(IMG)が、王楚欽、樊振東を破って絶対王者を追い詰めた。これに戸上は「張本選手が中国の牙城を崩して僕たちも希望が見えたし、今後必ず自分が張本選手のような存在になれるように。いい経験をさせてもらった」と刺激を受けた様子。

 また、及川瑞樹(木下グループ)は「張本選手が2点取って、戸上選手も自分もいい試合ができた。あそこで中国選手と戦えたのはいい経験になったと思いますし、次こそは経験を生かして勝てるかなと思います」と感想を述べ、横谷晟(愛知工大)も「一番近くで試合を見させてもらって勝てるような雰囲気を感じた。距離は近いなと感じたので、次は自分がという気持ちになった」と語った。

 打倒中国の道のりは容易ではないが、選手にとって手応えを感じる一戦となったことは間違いないようだ。