卓球女子の早田ひな(22=日本生命)が、完全復活を誓った。

 世界選手権団体戦は日本が決勝に中国に敗れて4大会連続の銀メダルに終わったが、早田は左上腕三頭筋を痛めた影響で決勝を欠場。大一番でコートに立てなかった悔しさを味わいながらも「(渡辺武弘)監督、スタッフ、選手に助けられてここまで来ることができた。この(代表)5人で戦うことができてよかった」と前を向いた。

 左腕の痛みについては「筋肉痛がひどくなっているような感じ」。先月中旬にカザフスタンで行われたWTTコンテンダーのころから違和感があったようで「それが治りきらずに世界選手権に入った。試合前は結構よかったんですけど、自分が予測していないボールを打った後に痛みがあって。準々決勝から3試合出させてもらう予定だったけど、決勝はプレーできない状態だった」と舞台裏を明かした。

 現状は「(左腕を)曲げたり筋肉を使うと張りがある感じなので、左手をほとんど使わず伸ばした状態で日常生活は過ごしている」という。

 一方、大会中は緊張などが理由で食事がのどを通らないこともあった。「自分自身、アスリートとしてすごく難しい体質ではあるので、そこをもっと向き合っていかないといけない。その中で何が食べられるのかとか、そういったところも卓球の技術と同じように追求していかないと同じような過ちを繰り返してしまうなと思いました」と振り返る。

 伊藤美誠(スターツ)とWエースとして臨んだ大舞台は自らの課題も浮き彫りとなった。

 11日は今月行われるマカオ、中国の2大会の出場を回避して成田空港に帰国。2024年パリ五輪選考会の全農カップ・トップ32(11月、船橋アリーナ)に照準を合わせる早田は「しっかり完治させて100%の状態で試合に戻ることが目標。今回みたいな悔しい思いをしないように、技術だったりそういう部分を向上したい」と力強く語った。