ロシアのフィギュアスケート界で〝皇帝〟と称されるエフゲニー・プルシェンコ氏が、自国民が部分動員令から逃れる目的で国外脱出を図っていることに改めて不快感を表明した。

 プルシェンコ氏は同国メディア「メタレーティング」のインタビューに応じ、オレグ・マティシンスポーツ大臣がトップアスリートらを特例で部分動員令から保護する方針を示していることに言及。「まだ何も知らされていない」と前置きした上で「皆、自分の仕事をやるべきだ。ナショナルチームに入ったのならフィギュアスケートをやるべきだ。プロのアスリートは成長していかなければならない」と理解を示した。

 一方で、すでにプルシェンコ氏は「もし招集令状が来ても、私はどこにも逃げない。喜んで訓練を受けたい。私たちは子供たちと未来を守らなければならない」と自身の考えを表明している。こうした立場から「(部分動員令から逃れる目的で)カザフスタン、ベラルーシ、アルメニアに殺到する人々の群れを見たときは不快だった」と改めて国外への〝逃亡者〟を批判。かねてプーチン大統領への強い忠誠心を見せているプルシェンコ氏は、変わらぬ愛国心をのぞかせた。