1日朝に心不全で死去したプロレス界のスーパースター、〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の〝最後の仕事〟を記録した動画が大反響を呼んでいる。

 動画は猪木さんが亡くなる10日前、9月21日に撮影されたもので、闘病中で体調に波のあった猪木さんにとって、これが最後の仕事になり、ファンに対しては〝最後の言葉〟になった。

「アントニオ猪木『最期の言葉』」と銘打たれた動画は、1日夜から公式ユーチューブチャンネル「アントニオ猪木『最後の闘魂』」で公開されると、3日午後までに570万回再生を突破した。

 ベッドの上からメッセージを送る姿には、「弱い自分を見せられるって本当に強い人しかできないこと」「『元気があれば何でもできる』ってマジで名言」「これがなければ猪木さんの姿をほとんど見ないままにお別れをすることになっていたかも」などと、猪木さんへの感謝のコメントであふれている。
 
 動画の中で猪木さんはユーチューブについて「別にやりたくないよ。やりたくないけどみんなが『やればいいじゃん』って(言うから)」と話す場面があるが、関係者によると、休止していたユーチューブの撮影再開は、猪木さんたっての希望だったという。

 近日中にも動画の後編が公開される予定。何を語っていたのか、さらなる注目を集めそうだ。