強竜打線復活に向けての大改革はあるのか。中日OBや関係者の間から、本拠地バンテリンドームに対してホームランテラス導入を求める声が高まっている。

 最下位が決定した中日だが、最大の課題は得点力不足。チーム本塁打数はリーグ最低の62本と破壊力に欠けるだけに、立浪和義監督(53)は9月14日に「ぜひ、そうしていただきたいなと思います」と、本拠地へのテラス導入を訴えていた。

「投手は育つんですけど、なかなか打者は育ってこない。毎回ロースコアのゲームだと、見てる方もね。ここが狭くなって、最初のうちはやられることも多いと思うんですけど、そこで本当に抑えることができれば、神宮に行っても東京ドームに行っても変わらない投球ができると思うので、個人的には希望してます」という指揮官の考えには球団サイドも同調していると言われている。だが、導入するかどうか決定権を持つのはあくまでもバンテリンドームで「現状、その予定はありません」と消極的だ。

 星野監督時代をよく知るOBの1人は「コストがかかるからドーム側はあまり、やりたくないんでしょう。実は星野監督時代にも非公式なレベルで外野フェンスをもっと前に出せないかという要望が出ていた。でも、ドーム側が消防法などの理由を挙げて、この話は立ち消えになったんです。〝これじゃあ野球もつまらんな〟と星野監督も嘆いてました」と明かす。

 その上で「野球の醍醐味であるホームランが出ない試合ばかりでは面白くない。もしお金がないというのなら、クラウドファンディングを募ってもいいんじゃないか。賛同する人はたくさんいるでしょう」と提案。他のOBや関係者の間からも「これだけ長くチームが低迷しているんだから、球団とドームが一つになって思い切ったことをしてほしい」という声が出ている。

 日本では村上、メジャーではヤンキース・ジャッジのホームラン記録で盛り上がっている。名古屋がホームランの話題で熱くなる日はやってくるのか。