女子プロレス「アイスリボン」のトライアングルリボン王者・真白優希(21)が29日、大みそかの東京・後楽園ホール大会で現役を引退すると発表した。

 高校1年の時に父の勧めでアイスリボンのプロレスサークルに参加し、2020年8月9日の横浜文化体育館大会でデビュー。今年1月に初のタイトルとなるトライアングルリボン王座を奪取した。

 6月末から腕の骨を表面骨折し欠場をしていたものの、今月17日に戦列復帰するや、24日の後楽園大会では3度目の防衛に成功した。

 埼玉・蕨市の道場で行われた会見で真白は涙を浮かべて引退を報告。「高校卒業後、このアイスリボンに就職してデビューしました。プロレスの試合を見たこともなければ、ルールすら分からない、そんなスタートでした。でも、だんだんと試合をする喜び、負けたくない気持ちが大きくなって成長したと思います」と振り返った。

 引退後については「もっと知らない世界に飛び込んで、まだまだ知らないことを見てみたい」とし、高校時代の夢だった看護師を目指し勉強を始めるという。

「残りの3か月、悔いなく全力でやるつもりです。真白優希というレスラーを皆さんの目に焼きつけてほしいです」と力を込めた。

 会見に同席した取締役選手代表の藤本つかさによると、真白はデビューの時に「3年、思いっきりやらせてもらいます」と言っていたそうで「そんなに長くないプロレス人生になると覚悟はしていた」と明かした。

 藤本は「やっぱり寂しいですね」としつつ「デビュー当時はプロレスラーとしてやっていけるのかなと不安もあった。でも、気がついたらチャンピオンになって、たくましく強くなって成長を見せてもらいました。新しい世界でも真白色のキャンパスを貫いてほしいなと思います」とエールを送った。