英国王チャールズ3世のサイファー(紋章に相当する図柄)が、バッキンガム宮殿から26日発表された。エリザベス女王の死去による代替わりに伴うもの。新たな「ロイヤル・サイファー」となる。

 新しい図柄は、王冠の下に「C」と「R」の大文字が重ねられ、Rの中に3世を意味するローマ数字の「Ⅲ」が記されている。「C」は「チャールズ」から、BBCの報道によると、「R」はラテン語で「王」を意味する「Rex」にちなんだものだという。文字と数字は金色、王冠も金が基調をなす。

 母の女王エリザベス2世のサイファーは、王冠の下に「E」と「R」が並び、両文字の中間に2世の「Ⅱ」が置かれていた。「E」は「エリザベス」から、「R」は「女王」を意味するラテン語の「Regina」からとった。こちらも金色基調だ。王冠のデザインもチャールズ国王のものとは異なる。

 女王の死去後、他国ではそのサイファーを建物に投影して追悼する光景も見られた。日本でいえば花押に相当するようなもの。BBCは、国王が複数の候補から選び、女王のサイファーに代わって政府の文書や郵便ポストなどに記される。