新日本プロレス25日の神戸大会で、IWGP・USヘビー級王者のウィル・オスプレイ(29)がデビッド・フィンレー(29)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。

 ストームブレイカー(変型ネックブリーカー)で激闘を制した試合後は、内藤哲也とザック・セイバーJr.が挑戦表明。両者が英国大会(10月1、2日)で挑戦者決定戦を行うことになり、王者も了承した。

 となれば、V3戦は国内大会での開催が濃厚だが、将来的な希望として「俺はとてもオープンなプランを持っている。やはりUSというからには、米国で防衛戦をやりたい。このベルトにはマジソンスクエア・ガーデンのような米国の大会場のメインを張る価値があると思っている」と明かした。

 新日本のみならず、海外団体でも規模の大小を問わずに戦っていく意向だという。また、米国では8月にAEW世界6人タッグ王座決定トーナメントでの対戦が実現した〝天敵〟ケニー・オメガとの今後の展開も注目が集まっている。

 オスプレイは「ケニーも今トラブルがあって謹慎中のようだから、確定的なことを言うのはまだ早すぎると思う。でも、自分としてはAEWでこれ以上やるのは、もしかしたら違うのかなと。もし、これから発展していくなら、ケニーがかつて戦っていた、そして俺が今いる新日本のリングでやるべきだろうと思っている」と〝第2ラウンド〟の場所をホームリングに指定した。

「ファンにとってエキサイトできる展開が待っているということは言っておきたい。可能性はどんどん広がると思う」。世界中から注目を集めるUS王者の今後に注目だ。