オリックスがエースの〝無双〟投球で首位ソフトバンクに2ゲーム差ににじり寄った。17日のソフトバンク戦(京セラ)は先発の山本由伸投手(24)が9回を4安打に抑え、2―0と完封勝利。14勝目をマークしてチームを崖っ縁から救った。
中嶋監督は「ここで燃えない人はいない。苦しいですけど、こういう経験を積み重ねて野球人としてのレベルを上げてほしい。あと8試合、やるしかない。ド必死にやっていくしかない。あの時、これをやっとけばよかったとか、あの打席が、あの1球が…とかにならないように思い切ったものを出してほしい」と選手に呼びかけるように話した。
2年連続でシ烈なV争いを繰り広げるオリックスだが、空前の混戦模様になる中で指揮官は「思い切ってやれ、責任は俺が取る」と選手にハッパをかけている。ある選手は「緊張感はもちろんある。でも、そう言ってくれるので硬くならず、自由にプレーができている」と話す。
この日も試合前からムードは明るかった。往年の名レスラーのスタン・ハンセン氏(73)が始球式に来場し、投球後にマウンドで片手を突き上げる「テキサスロングホーン」のポーズで「ウィ~(ユ~ス)」と雄叫びを上げ、大喝采を浴びた。これがベンチにも伝染。初回に中川が7号ソロで先制すると、ベンチでナインがハンセンポーズで出迎えた。
ある選手は「ハンセンさんが出てきて、みんな明るい気持ちで試合に入っていけた。盛り上がるならあのポーズをやろうと思ってみんなでやりました。いい流れだったと思います」と〝ハンセン効果〟にニンマリだ。
そんな空気も指揮官の言葉があるからこそ。負けられない戦いが続くが、最後まで悔いなく走り切る。












