連夜の超人的なパフォーマンスは驚嘆するしかない。1試合8打点以上と13奪三振を達成したのはメジャー初、しかもわずか2日で成し遂げたのだ。一夜明けても米メディアが“偉業”を称賛するのは当然だ。

 8回二死、8番リベラを2球で追い込むと3球目のスライダーで見逃し三振。雄たけびを上げると拳を力強く握った。初回に先頭から連打でピンチを迎えるも3番ウィットを97・4マイル(約157キロ)の直球でメジャー通算300個目の三振を空振りで奪うと波に乗った。結局、許した走者は初回の安打の2人と6回の四球の計3人。スライダー、スプリット、カーブを中心に三振の山を築き、ロイヤルズ打線を圧倒した。

 スポーツ・イラストレーテッド誌(電子版)は「大谷翔平はその二刀流の能力からよくベーブ・ルースと比較される。しかしルースでさえも、この2日間にやったことを達成することはできなかった。大リーグ史上、それほど凄い対のパフォーマンスをした選手はいない」と元祖二刀流のルースを超えたと断言。最大限に評価した。

 米スポーツサイトのアスレチックは「この2試合はもしかしたら、MLB史上どの選手にとっても最も非現実的だったかもしれない。特に興味深いのが、大谷が再びMVPを獲得する可能性です。彼はその会話からはしばらく遠ざかっていましたが、この2試合でまた戻りました。あるいはトップに躍り出たかもしれません。誰もこんなこと、できないのですから」とこれまた大絶賛した。

 米大リーグ機構(MLB)公式サイトは「二刀流スター大谷翔平にとって、なかなかなアンコールだった。もう2度と超えられない2試合かもしれない」と偉業達成を強調した。

 米ヤフースポーツは「大谷翔平のことを当たり前と捉えないことが本当に重要です。火曜日に彼がキャリア最高のオフェンスを見せた翌日、エンゼルスは大谷を無駄にしませんでした。いえ、むしろ、彼自身がエンゼルスに彼を無駄にさせなかったと言えるでしょう」と伝えた。

 投打二刀流の真価を発揮した大谷。チームは34勝38敗と苦しい状況だが、自身初のポストシーズン進出へフル回転する。