巨人が5年ぶりとなる「野手ドラフト」を決断した。現在5位と現場はAクラス再浮上へ必死の戦いを続けているが、その一方でチームは来季へ向けて水面下でドラフト方針を固めたという。
  
 球団関係者の1人は「今年は坂本が3度も離脱するなど、主力のケガが苦戦につながった。坂本や丸の後継者を育てる必要がある。ドラフト上位は野手中心でいく方針だそうです」と明かした。
 
 さらに別の関係者も「即戦力というよりも、3~4年後を見据えて高校生を多めに指名するようです」と証言する。方針通りなら甲子園ベスト8で敗退も打率7割、3本塁打と強烈なインパクトを残した外野手の浅野翔吾(高松商)、同じく8強敗退の遊撃もできる捕手の松尾汐恩(大阪桐蔭)ら。甲子園組以外では高校通算53発の内野手、内藤鵬(日本航空石川)らが上位候補として考えられるという。
 
 ここ数年、巨人のドラフトは「投手偏重」。昨年も指名7人中6人が投手だった。巨人の野手ドラフトとなれば2位・岸田、3位・大城など指名8人中7人が野手だった2017年以来、5年ぶり。また、高卒野手の1位指名は2018年の根尾(現中日)以来、4年ぶりとなる。さらに高卒野手の1位での交渉権獲得となれば、14年の岡本和以来の8年ぶりだ。
 
 問題なのは現在「11連敗中」という巨人のドラフトでのクジ運のなさ。昨年は1位で隅田(現西武)を指名もクジで外し、翁田(大勢)を外れ1位で獲得した。20年には1位で大卒野手の佐藤輝(現阪神)を指名も、クジに見放され平内が外れ1位となった。

 今後はスカウト会議を経て候補の絞り込みと戦略を練っていくという。