スペイン1部バルセロナのフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(25)が21日のレアル・ソシエダード戦でひじ打ちを繰り出したが、〝おとがめなし〟だった。

 RソシエダードのMF久保建英が2試合連続先発した中、事件は前半12分に起きた。デンベレはマッチアップしていたDFアイヘン・ムニョスへエルボーを打ち込み、被害者はピッチに倒れ込んだ。通常なら一発退場となる蛮行だが、ムニュエラ・モンテーロ主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認も行わず、イエローカードすら提示しないままスルーした。

 その後、1―1の後半21分にデンベレの勝ち越しゴールが生まれただけに、主審の判断は試合を大きく左右したと言ってもいい。スペインメディア「エル・デスマルケ」によると、試合後のムニョスは「映像が物語っている。立場が逆だったらどうなっていたかわからない。副審は『僕が頭を下げた』と言っていたようだ」と不満を漏らした。

 Rソシエダードのイマノル・アルグアシル監督は「そのシーンは見たが、言葉にする必要はない」と是非についてコメントを避けた。ただ中継映像でもはっきり確認できるほどだっただけに、複数の地元メディアは主審の判断に疑問を投げかけている。