左肩の手術を乗り越えたWWEの女帝・アスカ(40)が全開宣言だ。

 WWE・ロウで開催されているWWE女子タッグ王座をかけた「王座決定トーナメント」にアレクサ・ブリスと出場中で、次戦の準決勝では紫雷イオ改めイヨ・スカイ、ダコタ・カイ組と対戦。さらに30年ぶりとなる英国スタジアムイベント「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル(CATC)」(9月3日=日本時間4日、英ウェールズ・カーディフ)にも出場し、ビアンカ・ブレア、アレクサと組んでイヨ、ダコタ、ベイリーと対戦する。

 今月NXTからロウに昇格したイヨとは日本でユニット「トリプルテイルズ」として活動したこともある。かつての〝妹分〟との再会マッチにも注目が集まる中、インタビューに応じたアスカは「イヨちゃんは『あー、はいはい、そっちに行っちゃうのね。ベイリーの方に行っちゃうのね』っていう感じでした。私と組むよりそっちのほうがおいしいと思ったんやろなと」。昇格後、ベイリー、ダコタと共に乱入など蛮行を繰り返すイヨに「関係ないところで邪魔されたり乱入されたりして、私もたまってるものがありますから。それをイヨちゃん、ダコタちゃんにぶつけようかと思っていますけどね」と不敵な笑みを浮かべた。

 また、CATCでの6人タッグ戦に向けては「ベイリーが復帰してくるのは楽しみやなっていうのはありますね。戦うのは久しぶりなので。NXTでのライバルでもありましたから。NXTのタイトルを彼女から取ったこともありましたし。そこから彼女もだいぶ変わってますから」と意欲を見せた。

 自身は昨年7月のPPV「マネー・イン・ザ・バンク」に出場した後、欠場を続けたが5月に電撃復帰を果たした。欠場の理由として昨年8月に左肩の手術を受け、そのリハビリを行っていたことを明かし「5時間くらいの腱の手術を受けました。リハビリは(時間が)かかりましたね。テレビに出なくなって10か月くらいかかりましたもん」と話す。だが、女帝はつらいはずのリハビリ期間がネガティブなものではなかったと話す。

「その前が忙しすぎたのと、プレッシャーとの戦いで正直『つらいな』というところまで来ていたんです。ありがたいことにあらゆる称号も手に入れてしまって『もう目標がないかも』というところで。そのタイミングでケガをして欠場したので、リフレッシュできましたよ。今は何をしてもうまくいくというか。『やったれ!』という気分です」

 肩のリハビリ期間が、WWEの最前線で走り続けた〝勤続疲労〟からの回復にも当てられたというわけだ。現在WWEはビンス・マクマホン氏が表舞台を去り、トリプルHがタレント部門の責任者に復帰するなど過渡期を迎えている。アスカは「トリプルHが育てたスーパースターの中でも成功例の選手の一人が私だと思っているんですよ」と断言する。そして「今でもトリプルHの望む思想を理解できていると思うので、その理想のWWEを作り上げるために全力をかけてやっていきたい」と力を込める。

 ケガを乗り越え再び上昇気流に乗る女帝が、再びWWEマットの中心となっていきそうだ。