新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」で初制覇を狙うザック・セイバーJr.(35)が、今後の青写真を明かした。優勝の暁には10月に開催予定の英国大会でIWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト(29)に挑戦する意思を示す理由を力説。その場合〝空位〟となる来年1月4日東京ドーム大会メインイベントのプランは――。

 Cブロックから頂点を狙うザックは現在4勝1敗で同ブロック単独首位。内藤哲也との最終公式戦(16日、東京・日本武道館)を引き分け以上で突破が決まる。

「NEW JAPAN CUP」との春夏連覇という史上初の快挙も見えてきたが、近年のG1覇者に与えられてきた翌年1月東京ドーム大会でのIWGP世界王座挑戦権利証にはかねて否定的なスタンスだ。

「プロレス界で最も難しいリーグ戦で優勝した後、4か月も待つようなことはしたくない。個人的にはG1の優勝者がもっと早く挑戦するか、G1と東京ドームの開催時期を近づけるか、どちらかだと思う」と主張する。

 優勝した場合は、母国でIWGP世界王座に挑戦する意向をすでに示している。「2020年2月にブリティッシュヘビー級王座を失ってから英国でプロレスをするのは初めてだから、地元でIWGP世界王座を取るのは理想的だ。パンデミック後に英国に戻ってきた新日本のメインに立つことは非常に重要なんだ」というのがその理由だ。

 さらに、G1覇者が年内に挑戦すると白紙化されてしまう年間最大興行のメインイベントで、頂上決戦に代わるドリームマッチも提示する。

「外国人同士のメインはとても無理だと思われるかもしれないが、IWGP世界王者ザック・セイバーJr.対ブライアン・ダニエルソンは東京ドームレベルの試合だよ」

 6月に行われたAEWとの合同興行で決定しながら、直前にブライアンの負傷欠場で消滅してしまった幻の一戦だ。

 ザックは「自分が世界最高のテクニカルレスラーであることを証明するために米国に飛んだのに、到着したその日に彼はケガをしたと言い出した。しかし4週間後、彼はリングに戻ってきた。俺はボロクソに言うよ! ダニエルソンはずるいヤツで、1万6000人の前でタップアウトしたくなかったんだ」と糾弾する。

「ダニエルソン戦は実現するだろうし、俺は今度こそ彼を永久に引退させるだろう。IWGP世界王者になったら、AEW世界王者ともダブル王座戦で対決したい」

 尽きない野望を実現するために、G1制覇は譲れない。世界最高峰のテクニックで夏の頂点をつかむ。