後半戦へ向けて鯉の総帥が喝を入れた。広島は首位ヤクルトと11ゲーム差ながら勝率5割の2位で前半戦を終えた。28日に佐々岡真司監督(54)から報告を受けた松田元オーナー(71)は「頑張れ」と現場指揮官の背中を押しつつ「今は2位だけど、そうとらえていない。未消化(の試合が多い)チームよりも勝たないといけない」とハッパをかけたと明かした。

 佐々岡監督、松田オーナーが、ともに後半戦のキーマンとして期待を寄せるのが秋山翔吾外野手(34)だ。指揮官は「秋山の加入でチームの雰囲気が変わったし、取っていただいて本当に大きかった」と話し、松田オーナーも「独自の野球観を持っている」とたたえた上で「若手がもっと帽子を取って(秋山に)聞きにいかないといけない。練習から何から何をするまで、じっと見ないといけない。そうして学んでいってほしい」と〝生きた教材〟にすべきとの考えを示す。

 球宴前最後の試合を下半身の張りで欠場した秋山は「(状態は)問題ないと思っている。不安なく(後半に)入れるように準備したい」と意気込んでいる。〝真夏の鯉の滝のぼり〟は秋山を中心に展開されそうだ。