テニスの4大大会・全米オープン女子シングルス2回戦(1日、ニューヨーク)で、ロシアの侵攻を受けるウクライナのマルタ・コスチュク(20)が、元世界1位のビクトリア・アザレンカ(33=ベラルーシ)との対戦後に握手を拒否したことに、ロシア側が敏感に反応した。
アザレンカに2―6、3―6で敗れたコスチュクは、通常行われるネット越しの握手をせず、ラケットタッチでしか応じなかった。ベラルーシはロシアの軍事作戦に協力していることを念頭に置いた行動とみられる。コスチュクは「握手をするのは適切ではないと感じた」と説明。一方のアザレンカは「驚きはない。私がどんな気持ちになったか? それは今、世界で最も重要なことではない」とベテランらしく淡々と語った。
この一幕にかみついたのがロシア下院議員で元フィギュアスケート・ペア五輪金メダリストのイリーナ・ロドニナ氏だ。ロシアメディア「スポーツ・エクスプレス」に「国際的なルールに従うことを教えられずに、悪い方向に育った人たち」と嫌味をぶちかました。一方で、ロシアテニス連盟のシャミル・タルピシェフ会長は同国メディア「RIAノーボスチ」に「握手はしないが、コロナが大流行した時も、みんなラケットでお礼を言い合った」とコメントした。
ロシアのウクライナ侵攻が終わらぬ限り、アスリートも何かと振り回される状況が続きそうだ。












