新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」24日大田区総合体育館大会のCブロック公式戦で、棚橋弘至(45)が内藤哲也(40)を破り初勝利を挙げた。
初戦(16日、札幌)でアーロン・ヘナーレに敗北を喫した棚橋は、同じく黒星発進の内藤と激突。右ヒザを非情に攻めた棚橋は、激しいエルボー合戦からツイスト&シャウトで攻勢に。スリングブレイド3連発からハイフライアタック、そしてハイフライフローを投下する。
しかしこれを回避されてしまうと、ジャックナイフ式エビ固めで丸め込まれる。さらに張り手の応酬からフライングフォアアームを浴びると、バレンティアでマットに突き刺された。
それでも最後は棚橋の執念が上回った。正調デスティーノを阻止すると、電光石火のスモールパッケージホールドで3カウントを奪取。G1の舞台ではこれが対内藤戦初勝利となった。
試合後のリングでマイクを握ると「夏と言えばG1。今日(来場)の皆さんへの気持ちは、どこでお返しすればいいのか、どういう形で皆さんにプロレスを楽しんでもらえるのか。今朝がた、答えが見つかりました。G1クライマックス、ちょっくら優勝してきます」と4度目のG1制覇を予告。「大田区の皆さ~ん、愛してま~す!」と絶叫し大会を締めくくった。
バックステージでは「G1で、内藤に初めて勝ったらしい。そしてG1の公式戦、1勝1敗にした意味も大きい。今日は、心の底からホッとしてる」と安堵の表情。それでも即座に気持ちを切り替えた。「ホッとしていいのはプロレスラーは寝て、起きるまで。また明日の朝切り替えて、いま俺にある時間を全部プロレスに費やしたって足りないくらい感謝してるし、力をもらってる。いつか、いつか…絶対に俺の手で、プロレスラー・棚橋弘至でこの状況を切り抜けて、みんなが楽しめるプロレスにします」と、感極まって時折声を詰まらせながら宣言した。長引くコロナ禍のなかでも変わらないファンからの応援の価値は、誰よりもこの男が知っている。完全復活の誓いを立てたエースが、G1の頂へ突っ走る。












