イングランド・プレミアリーグのトットナムに所属する韓国代表エースFW孫興民(ソン・フンミン=29)がドイツで〝人種差別被害〟を受けたと告白したことが波紋を広げている。
孫は4日にソウルで行われたイベントで「幼いころ、ドイツで想像もできない大変な生活をした。人種差別も多くあって大変だった」と告白。2018年ロシアW杯のドイツ戦で2―0と勝利したことに触れて「いつかは必ず見返さなければならないと思っていた。ドイツ人が泣く姿を見ながら、私の好きなもので復讐できて本当に記憶に残る試合だ」と語った。
韓国紙「朝鮮日報」は、孫の被害告白が〝加害国〟とされたドイツをはじめ各国メディアで続々と報じられている様子を紹介。ドイツメディア「キッカー」は「孫は泣いている人を見れば慰めて抱きしめたいと述べたが、ドイツ選手にはこのような感情を感じなかった」と報道。併せて「彼はプレミアリーグでも人種差別に苦しんでいる」と指摘した。
ドイツの放送局「NTV」は「ドイツで人種差別と戦ってきた孫が18年にドイツを相手に復讐したことがどれほどのことだったのかを話した。彼がドイツで経験した差別を公の場で明らかにしたのは初めてだ」と報じた。
また、英紙「インデペンデント」は「孫がトットナムに移籍する前にドイツで人種差別をたくさん受けた」、米メディア「ブリッチャーレポート」も孫の発言を紹介。元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングもこの投稿に「いいね」を押すなど大きな物議を醸している。
ドイツ人ファンのネット上での反応も伝えており「このようなことがまだ起こっているというのか」「人種差別を経験した孫は世界最高の選手になった」「孫の心情を理解する」などと孫を擁護する声がある一方で、「すべてのドイツ人を人種差別主義者として一般化するのは正しくない」「ドイツは孫に成功する土台を設けてあげたのに怒っている」などとドイツを敵視しているとも受け取られかねない言い方に疑問の声も上がっている。
世界最高峰のプレミアリーグでアジア人初の得点王に輝いたタイミングもあり、孫の発言を巡ってさらに議論を呼びそうだ。












