新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」23日大田区総合体育館大会のBブロック公式戦で、IWGP世界ヘビー級王者のジェイ・ホワイト(29)が石井智宏(46)を下し開幕2連勝を飾った。
タイトル歴では圧倒的に上回りながらも、過去のシングル戦績は1勝3敗。直近の対戦となった昨年11月の米サンノゼ大会でもNEVER無差別級王座を奪われるなどまさに「天敵」と呼べる存在の石井との公式戦は、互いに死力を尽くした死闘となった。
セコンドの外道も介入させるなど悪のインサイドワークで主導権を握ったジェイは、掟破りの垂直落下式ブレーンバスター、さらには石井のお株を奪う強烈なラリア―トも発射する。しかし驚異の粘りを見せる石井の反撃を許すと、高度過ぎる技の読み合いから掟破りのSSS(スリーパースープレックス)を決められてしまい窮地に陥った。
それでも石井の垂直落下式ブレーンバスターは間一髪で着地に成功。それと同時にこれまで何度も防がれていた必殺のブレードランナーをついにさく裂させ、大激闘に終止符を打った。
試合後のリング上でマイクを握ったジェイは「東京で初めてのジェイ・ホワイト・ショーにようこそ。とはいえ、お前ら俺が何を言ってるか分からないよな? 日本語でしゃべらないと分からないのかな?」とアピールすると、ヤングライオンの大岩陵平をリングに招き入れる。するとおもむろに、そして放送事故レベルに長い拍手でメッセージを伝えようとするパフォーマンスを敢行。もちろん大岩は訳することができるわけもなくマイクを叩きつけ、会場があっけに取られるままエンディングとなった。
ともあれ天敵・石井からの勝利でG1初制覇へ大きく前進した。ジェイは「今日の試合は俺たちにさらなる友情が生まれた気がしないか? 俺たちのあいだに絆が生まれたよな? お前が何をするか、俺が何をするか、スイッチブレードとしての俺をすごく理解してくれているんじゃないのかな。このG1、ジェイ・ホワイトが勝ち上がることは変わりはない。G1ではなく、ジェイ1だ」とキッパリ。
「今日のお前、石井ストーン・コールドはタフガイだった。だけど俺がどれだけの者かを、ついに知ることになったな。次に会うまで、俺がどれだけ強かったかを忘れずにいるんだぞ」とメッセージを送っていた。












