男子マラソンの日本記録保持者で東京五輪出場権を手にしている大迫傑(29=ナイキ)が12日、オンラインで開かれたイベントに出席し、インターハイ(高校総体)が中止となった高校生に向けてエールを送った。
新型コロナウイルス禍で高校生にとっての大舞台が消滅。現在も活動が制限されている選手がほとんどだが、大迫は「情報が多すぎて一喜一憂してモチベーションを上げるのに苦労している印象を受ける。でも、実際に必要なことはシンプルで、陸上を大学まで続けたい人はトレーニングを続けていくべき。陸上を続けていく人にアドバイスを送るとすれば『やれることをやったほうがいい』」とした上で「高校で(競技生活を)終える人でも全力を尽くしたいと思っている選手に対して(サポートしたい)」と語った。
具体的な支援については今後検討を重ねていくことになるが「U20(日本選手権)があるけど、標準記録が必要なのでそのための記録会をやるのもいい」とプランは膨らむばかりだ。
また、陸上長距離の名門・佐久長聖(長野)で過ごした自身の高校時代については、携帯電話なしの生活だったことを振り返り「唯一の楽しみはスーパー銭湯があって、サウナに入ってめちゃくちゃ汗かいて、脱水(状態)になって自販機のコーラで体を潤す。それだけが楽しみだった。本当は飲んだら怒られるけどみんな飲んでた(笑い)」と笑顔を見せた。
現在は拠点を置く米国でトレーニングを続ける大迫。来夏に延期となった東京五輪については「最初はちょっと残念だったけど、1年余分に準備する期間が与えられたと考えるとすごくプラスかなと」と前を向いた。
イベントには男子100メートルで日本初の9秒台をマークした桐生祥秀(24=日本生命)、女子100メートル障害日本記録保持者の寺田明日香(30=パソナグループ)も出席した。












