【核心直撃】2015年オフにオリックスから減額制限を超える減俸提示を受け、昨年からヤクルトに移籍した坂口智隆外野手(32)。移籍1年目の昨季は141試合に出場し、本塁打はゼロながら打率2割9分5厘、39打点と活躍して復活を遂げた。それでも「1年だけやっても意味がない」と危機感を抱く燕のリードオフマンを直撃した。

 ――移籍1年目の昨季はどんな年だった

 坂口:いい一年やったよ、新しいことだらけで。苦痛? ないない。不安とかもあったけど、それなりに違う環境でできたから。人生においての経験とかは増えたと思う。

 ――オリックス時代のチームメート・大引の存在も大きかった

 坂口:それは(大引がいるといないのでは)まったく違う。助かった。野球の面もそうだし、生活でもいろいろ教えてくれたりするし。お店とか? そういうのはすごい助かったよね。あとは同級生が多かったから。

 ――東京で慣れないところは

 坂口:渋滞。あとどこにいっても人がおる。(兵庫の)三宮は夜になったら人が減るからね。東京はそれがない。

 ――12年からケガで出場試合が激減した(12年40試合、13年97試合、14年122試合、15年36試合)。オフの契約更改の時に「2015年で野球辞めなきゃいけないかもしれなかった」と話したことも…

 坂口:どうしようかなというのはあったよね。(オファーが)なかったらなかったで考えるし、あったらあったでありがたいし。

 ――まだやれる感覚があった

 坂口:一昨年(15年)ぐらいからやれる感じがあった。ちょっとした手応えみたいなものはあったから、その流れでうまく(昨シーズンに)入れたと思う。一昨年の感覚を大事にできたと思う。

 ――では今年はさらなる活躍を

 坂口:怖いけどね。毎年毎年怖いけど、こればっかりは(シーズンが)始まるから。しかもリセットされるわけやからね。

 ――そんな中でも目標はキャリアハイ

 坂口:そう。それは毎年。目標は高く。打率とか全部ね。本塁打? それはいいや。減ったんやで(昨年)1年出て。半分ぐらいしか出てない時でも打っていたのに。そこはこのチームで追い求めてもしょうがないでしょ。他に打つ人いっぱいおるし。まあなんとかなるよ。