いったいどうなるのか。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、4日に開幕予定だった新日本プロレス「NEW JAPAN CUP(NJC)」の行方も不透明なままだが、開催を見越して自称・現場監督のタイチ(39)が独自采配を振るった。
15日までの大会が中止になったことは、リング上にも大きな影響を及ぼしかねない。本来であれば4日に開幕していた全32選手出場のNJC優勝者は、31日の東京・両国国技館大会でIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也(37)に挑戦する予定だったからだ。
今後の見通しは立っておらず、仮に16日から大会が再開された場合どうなるのかも含めて課題は尽きない。そんな状況下で本紙記者にタイチから着信が…。非常事態につき団体から「臨時現場監督」に任命されたとウソ八百を並べ「さすがの俺もお手上げですよ、うん。再開すると仮定した場合、両国まで5大会しかないわけだから選手は大変。まあ俺なりにアイデアがあるから、今から来れるか?」とすし屋に招集をかけた。
合流後のタイチは「そもそも32人も必要なのかと。発表されていたトーナメントにもずいぶん偏りがあったしな、うん。やるならもう16人に絞り、組み直すしかないだろうな」と持論を展開。トーナメント表の選手名に独断と偏見で斜線を書き込んだ。
LA道場の若手に始まり、第3世代や2月の大阪城大会で内藤に挑戦したばかりのKENTAまで消したことで、メンバーはあっという間に半減。「そもそも中西と一緒に引退したんじゃねえのか、こいつら。なにシレッと現役復帰してやがる。あとあんな話題だけのやり方で挑戦しといて、内容も結果も伴わなかったやつ(KENTA)もペナルティーで出場停止でいいだろ」と切り捨てた。最後まで言いたい放題のまま「コンディションだけはいつ再開されてもいいように、今からサイパン(合宿)ですよ、うん」とうそぶき雑踏へ消えた。本当にどこまでも自分勝手な男だ…。