新型コロナウイルスに感染した中日・木下拓哉捕手(30)がチーム不在中も存在感を発揮していた。
ナゴヤ球場で16日に練習を再開し、キャッチボールやノック、マシン打撃などで汗を流した。8日の検査で陽性が判明し、7日間の自主隔離を終え「外出したりして動くのは久しぶりだったので、解放された気持ち」と打ち明ける。それでも隔離中は自宅でビーズクッション「Yogibo(ヨギボー)」を相手に送球したり、素振りを行っていたため「野球の動きに関しては、打ったり投げたりで違和感はなかった」と笑顔を見せる。
正捕手・木下を欠いたチームは6戦で3勝3敗。そのうち4年目の石橋が5度、ベテラン・大野奨が一度だけスタメンマスクをかぶり代役を務めた。そんな中、13日の巨人戦(東京ドーム)で先発するエース左腕から〝SOS〟があった。木下は「大野さんから昼ごろに電話がかかってきて、ジャイアンツ打線の話をした。わざわざ登板前に打者の特長とか、こいつにはこういう感じでいけばいいよな、という感じだった」と明かす。竜の扇の要から助言を受けた大野雄は、勝ち負けこそつかなかったが、6回2失点の力投を見せた。
コロナに感染し、精神的に心細かった木下にとっても大野雄からの連絡は「ありがたかった。戦線から離れていたので、うれしかった」と感謝する。17日の二軍・阪神戦(ナゴヤ球場)に先発出場する木下は近日中にも一軍復帰する見込みだが、頼れる正捕手の存在は立浪竜にとって鬼に金棒となりそうだ。












