チームに激震が走った。中日は9日、木下拓哉捕手(30)が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

 前日8日に球団は一軍の立浪監督をはじめコーチ、選手、スタッフ、関係者計89人の定期スクリーニング検査(PCR検査)を行ったところ、木下1人の陽性が判明。そのため9日に出場選手登録が抹消された。無症状で、現在は自主隔離している。

 木下は今季はここまでチーム全33試合に出場し、そのうち32試合でスタメンマスクをかぶり、立浪竜の絶対的正捕手。主に6番を務めて打率2割8分8厘、2本塁打、13打点、得点圏打率3割4分5厘と攻守でチームをけん引してきた。

 それだけに痛すぎる木下不在を立浪監督は「一番、ここまでずっとマスクをかぶっていたんで、ちょっと考えないといけないんですけど。これはどこも起こり得ることなのでしょうがない。これ以上を増えないように、注意を払いながらやっていきます」と渋い表情だ。

 開幕から2番手捕手だった桂は4月23日の巨人戦で下半身に打球を受けて、外科的処置を取り、28日に抹消。指揮官は「桂はまだ間に合わない」と説明する。現在、一軍には4年目の石橋のほか、捕手登録のA・マルティネス、郡司がいるが、今季は外野手や代打としての起用方針となっている。

 立浪監督は「またファームから捕手を1人上げてやっていこうとは思う」と前向きに話すが、死球で首位打者・大島も抹消中なところに加え、今回の正捕手・木下不在で立浪竜はいきなり非常事態に陥った。