これで一件落着となるか。日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)は理事会(16日)で、東京五輪に臨むU―23日本代表が未勝利で敗退した同アジア選手権(タイ)を総括し「結果は全く満足できないが、次へ向けていいリバウンド(V字回復)になるようにやってほしい」と説明した。
理事からも異論は出ずに、技術委員会での議論待ちとしながらも進退問題が浮上している森保一監督(51)の続投を改めて支持。批判の的になっているA代表とU―23代表の兼任についても「兼務に対してみなさん懸念しているのは承知している」と話した上で「今まで通り変わらない形で、全面的に同じようにサポートしていきたい」と現状維持を強調した。
当の森保監督も滞在中のタイで指揮継続に強い意欲を示した。U―23代表の次戦となる南アフリカ戦(3月27日、京都)とコートジボワール戦(同30日、福岡)に臨むプランを披露。MF久保建英(18=マジョルカ)やMF堂安律(21=PSVアイントホーフェン)ら欧州組に加えてFW大迫勇也(29=ブレーメン)ら24歳以上のオーバーエージ(OA)選手も招集する意向で「実際にどういう招集になるか分からないが(OA選手も)考えながら活動につなげていきたい」と語った。
協会、森保監督ともに進退問題を切り離して五輪本番を見据えたが、問題は世間の反応だ。何のテコ入れ策もないままではファンやサポーターが納得するはずもなく、沸騰している更迭論は沈静化しそうもない。田嶋会長も「皆さん(メディア)やSNSも含めたいろんな形での批判も覚悟していかなければいけない」と厳しい表情を浮かべる。
森保ジャパンとファンとの間にある大きな温度差は、本大会を前に解消できるのか。先行きは不透明なままだ。












