サッカー日本代表がアジアカップ(来年1月開幕、サウジアラビア)へ向けて、1トップの〝2番手問題〟を抱えている。9~10月の活動でエースFW上田綺世(28=リール)に続くストライカー候補は物足りなさを露呈し、元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)は駒不足を懸念した。
今回の活動で上田は、改めて絶対的な存在であることを証明した。昨季はオランダ1部フェイエノールトで得点王となり、今夏にフランス1部リールへ移籍。いきなり結果を出し、今回の代表4連戦でも4試合4得点と文句なしのパフォーマンスだった。
武田氏は「オランダに行ってから動き出しにしても、シュートもすぐ打ったりとか、判断とプレーがすごく速くなっていった。今回の代表でも4点取ったし、シュート、動き出し、ポジショニングもすごくよかった。FWの中では群を抜いている」と絶賛する。
一方、北中米W杯組であるFW塩貝健人(ボルフスブルク)はウルグアイ戦で得点した一方、視野の狭さが目立ち、同じくW杯メンバーのFW後藤啓介(フライブルク)は先発したベネズエラ戦で不発だった。初招集のFW谷村海那(横浜M)は、得点には至らずアピール不足に終わった。
となれば、W杯に出場したFW小川航基(町田)が浮上しそうだが、武田氏は「Jリーグに戻ってきちゃってるから…。その環境でプレーレベルを維持していくのは難しいと思う。Jリーグだと遅くてもシュートは入るし、プレッシャーも甘いしね」と厳しいジャッジを下した。
元代表ストライカーは「やっぱり海外でどんどん活躍するセンターFWが出てこないと、押しているけど決めきれない試合も出てくるし、上田がケガしたら『誰がいるの?』ってことだよね」と現状を不安視。2番手候補に関しては、FW前田大然(イプスウイッチ)を挙げたが、あくまで消去法的な選択だ。
優勝を目指すアジアカップまで、この問題を解決するには時間が少なすぎる。森保一監督は、代表指揮官として自身最後の大会を、どのような人選でやりくりしていくのだろうか。












