日本陸連は26日、オンラインで会見を開き、世界選手権(7月、米オレゴン州)に出場する競歩の日本代表選手を発表した。各種目の代表者は以下の通り。

【男子20キロ】山西利和(愛知製鋼)、高橋英輝(富士通)、池田向希(旭化成)、住所大翔(順大)

【男子35キロ】鈴木雄介(富士通)、川野将虎(旭化成)、松永大介(富士通)、野田明宏(自衛隊体育学校)

【女子20キロ】藤井菜々子(エディオン)、岡田久美子(富士通)

【女子35キロ】園田世玲奈(NTN)

 注目は50キロに代わる新種目「35キロ」だ。従来の20&50キロの中間にあたる距離だが、果たしてポイントは? 競歩担当の今村文男シニアディレクター(SD)は「ペース配分が非常に難しく、レース展開が早い」と分析した上で「日本はチャンス」と言い切る。

「(35キロは)従来のレースパターンや型がない。ここ最近の海外レースや輪島(石川、日本選手権)を見ても、20キロで上位記録を持っている選手は非常にゲームメークが上手。ペースの切り替えも50キロの選手が思っている以上のレース幅でラップタイムを刻んでくる。そういった中で、日本の選手にとって非常にチャンスある種目だと思っています」

 中心となるのは2019年世界選手権(ドーハ)の50キロ競歩で金メダルを獲得し、20キロの世界記録を持つ鈴木だ。昨夏の東京五輪はコンディション不足で辞退。約2年間も競技から離れているが、今村SDは「自分自身が掲げる目標を達成するために鋭意努力している」と現状を説明した。

 一方、山崎一彦強化委員長は「戦略的には(2024年)パリ五輪までの道のりを一番重視しいている」と話している。