テニスの4大大会「ウィンブルドン選手権」(6月27日開幕、英国)の主催者が、世界ランキング2位のダニル・メドベージェフらロシア選手とベラルーシ選手の出場を認めない方針を発表し、ロシア側で波紋が広がっている。
ロシアのウクライナ侵攻が国際的な非難を浴びる中、これまで男女のツアー大会では国旗や国名を使用しないことで両国選手の出場を認めてきた。ウィンブルドンの厳しい方針に、当然ながらロシアでは怒りの声が沸騰している。
同国の元テニススター、アンドレイ・チェスノコフ氏はロシアメディア「マッチTV」に対し「メドベージェフには、強力な米国の弁護士がいる。彼はウィンブルドンで失う可能性のあるお金を補償するよう大会側に訴えることができる。それは1000万から1500万ドル(約13億~19億円)になる可能性がある」と発言。メドベージェフは損害賠償を請求すべきと訴えた。
またロシア「スポーツ」によると、ロシア政府のぺスコフ大統領報道官は「ロシアがテニスの非常に強い国であることを考えると、排除で競技会自体が苦しむだろう。選手を政治的偏見、政治的陰謀、わが国に対する敵対的な行動の〝人質〟にすることは容認できない」と強い言葉で非難したという。
ロシアのウクライナ侵攻直後には男子のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がカメラ画面に「戦争をやめて、お願い」と書き込むなど、自由な雰囲気もあったテニス界だが、やはり国際世論の影響は免れないようだ。












