フィギュアスケート女子で世界最強と呼ばれる〝ロシア3人娘〟の国籍変更を求める声が海外で高まっていると、ロシアメディア「INOPROSPORT」が伝えている。

 2月の北京五輪にロシア・オリンピック委員会(ROC)のメンバーとして参戦し、金メダルを獲得したアンナ・シェルバコワ、銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ、4位のカミラ・ワリエワらは、母国によるウクライナ侵攻の制裁として国際大会への出場が禁止となっている。

 このため、活躍の場を求めるロシアアスリートの動向が注目を集めており、同国メディアでもロシア国籍離脱に関する報道も数多く出ている。そんな中、同メディアによると、英語圏のユーチューブチャンネル「Queen Of the Ice」では、特にトルソワについて活発な議論が行われているという。

「ロシアのアスリートに対する国際大会禁止が何年も続くことは明らかなようです。したがって国籍の変更は唯一の選択肢と見なされます。サーシャ(トルソワの愛称)を心から願っています。これは人生の難しいステップですが、報われるでしょう」

 さらに「トルソワにとっては間違いなく最良の選択になるでしょう。彼女はロシアで非常にひどい扱いを受けたので」との意見や「政治と紛争で彼女たちの夢を妨げるべきではありません」「ワリエワ、トルソワ、シェルバコワからなる米国チームを想像してみてください」との声が出ていると指摘した。

 ロシアフィギュア界の重鎮タチアナ・タラソワ氏(75)も、かねてアスリートの国籍変更について「問題が解決しなければ、おそらく私たちのスケーターはどんどん離れていく。五輪などの国際大会を控える選手たちは、居住地変更も考えなければならないだろう」とした上で「裏切者とは言えない」と語っていた。