開幕カードで激突するロッテと楽天が注目を集めている。両チームともに開幕戦のスタメンマスクが「新人捕手」だからだ。
ロッテは井口監督が24日にドラフト1位ルーキーの松川虎生(18=市和歌山)の先発マスクを明言。楽天も石井監督が同日に、安田悠馬(22=愛知大)の先発起用を正式に明かした。
捕手はチームの要のため、新人が開幕戦から抜擢されることはほとんどない。松川のような高卒ルーキーの開幕スタメン起用は異例で、長い歴史を持つプロ野球でも過去に2人のみ。直近でも2006年の西武・炭谷銀仁朗(現楽天)までさかのぼる。にもかかわらず、開幕カードで対戦する2チームがともにルーキー捕手で幕を開けるのだから、極めて稀なケースと言えよう。
さらに両者とも故障者続出などの〝タナボタ〟ではなく、実力でつかみとった開幕スタメンなのだから恐れ入る。井口監督は松川について「心配していたリード面がどういう配球をするのか。そこがやっぱり思った以上にいいと言うか。どんどん対応して結果を出しましたからね。われわれが思っている以上に対応している。これからの伸びしろ具合は非常に楽しみ」と目を細めている。
一方、安田も負けていない。石井監督は「ある程度、自分のパフォーマンスを出せる状況とか力負けしてないとか。力負けしててもこの経験をしていけば必ず打破してくれるというところまで来ている選手というのは感じたので。(開幕先発マスクは)まだ早いな、というよりは経験させてみたいな、という気持ちの方が強かったかな」と話している。
独特の緊張感に包まれる開幕戦、新人にとっては厳しい戦いを強いられる可能性は高いが、松川は「使っていただけることに感謝しながらチームのためにやっていきたい」。安田も年下のライバルを念頭に「松川君も強肩強打ということで。僕も負けないようにやっていきたいと思います」とライバル心を燃やした。
将来の球界を背負う2人が開幕戦でどのような戦いを繰り広げるのか。注目度は高まっている。












