あの伝説の名言が打倒ビッグボスの〝合言葉〟としてよみがえった。ソフトバンク球団のフロントが新庄監督率いる日本ハムとの開幕3連戦(ペイペイ)に向けて攻めの姿勢を見せている。

 本拠地での開幕カードでは来場者に特別グッズのプレゼントを用意しており、2戦目には2種類のメッセージ入り応援タオルをランダムで配布予定。一つが「魅せてくれ!」で、もう一つが孫正義オーナーのツイートで昨年、大きな話題となった「攻めよ、勝ちたいなら。」だ。

「昨年、思わぬ形でファンの皆さんにバズった言葉でもありますからね。われわれも勝つために攻めるべく、今回いただくことにしました」(球団関係者)。オーナーサイドにも確認を取りOKをもらっているそうで、当日はファンがスタンドで掲げる光景も見られそうだ。

 昨年9月16日、孫オーナーがつぶやいたことで騒動となった。チームはまさかの4位。その日も拙攻が目立っており、現場への苦言と捉えられた。もっとも〝カネは出しても口は出さない〟がモットーなだけに真相は違う。ビジネスの合間に読んでいた時代小説に感銘を受け「すべての人に向けて発したもの」(ソフトバンクグループ関係者)だった。

 今季は球界として3年ぶりに開幕から入場制限が解除され、WITHコロナでの収益回復を目指す。ソフトバンクはビッグボスに対抗して藤本監督を「BIGFACE」とし、巨大な顔モニュメントを作るなど開幕から攻めまくっている。誤解を生んだほど野球にも合う〝財界のビッグボス〟の名言もあえて掘り起こしたというわけ。

 チームとしても自然と気合が入りそうだ。孫オーナーは選手や監督も出席した昨年末のスポンサーパーティーで「どっかの新監督にですね、『優勝にはこだわらない』という方もおられますが。それはそれで尊敬しますけれども、われわれは優勝にこだわりましょう!」と〝先制口撃〟を仕掛けて盛り上げた。攻めの野球は藤本監督も掲げるところ。攻めて開幕ダッシュを決める。