【病院通いになる前に健康寿命をのばす! プレメディカルケア】延べ5万人の体の悩みを聞き、メンテナンスを行ってきた新進気鋭のスポーツトレーナー・永井正彦氏が、ケガや生活習慣病を未然に防ぐヒントを伝授します。

【お悩み】コロナ禍で飲み会が減ったのに、朝から疲れやすくて。(50代男性)

【アドバイス】男性更年期障害の疑いがあります。

【解説】慢性疲労が続いていて、何をするにも活力が全く湧いてこないと悩まれていた新聞社に勤務する50代男性からの相談でした。

 男性にも女性と同様、年齢によってホルモンバランスが急激に低下する更年期障害があります。

 ストレスがかかりやすい40代以降の男性に多く見られる傾向で、倦怠感、性欲低下、気力の衰えといった症状が出て、自殺率が上がることと関連性があるとも言われています。

 男性更年期障害になった場合は、生活習慣の見直しが必要となります。放置していると、うつ病、心筋梗塞、骨粗鬆症のリスクが高まってしまうこともあるので、かかりつけ医に検査してもらうよう勧めました。後日、男性は「更年期障害で、うつ状態になっていると診断されたよ」と原因を知ったことで、かえって安堵されていました。

 原因がわかれば、その対処法も見えてくるものです。以来、生活リズムを夜型から朝型に切り替え、早朝に奥さんと散歩することを日課にしたことで、原稿を書き上げるスピードもアップしたそうです。おかげさまでスナック通いもこっそり復活できましたと笑っていました。

 もしも心あたりのある方は、一度かかりつけ医に相談してみてください。不調の原因を早めに知ることができれば、日常生活を見直すきっかけにもつながると思います。

 ◆永井正彦(ながい・まさひこ)1980年6月28日、東京都生まれ。スポーツトレーナー。2005年に都内でスポーツ整体「プレメディカルケア」を開業。パラ水泳の宮崎哲選手や津川拓也選手のパーソナルトレーナーも務めている。