女子プロレス「アイスリボン」の春輝つくし(24)が、5月4日の横浜武道館大会で現役を引退すると4日に発表した。

 人生の半分をプロレスラーとして過ごし、1年ほど前から「プロレス以外にもいろいろなことにチャレンジしてみたい、自分の可能性を試してみたいという思いが芽生えるようになりました。外の世界を見てみたいという気持ちが強くなった」という。

 茨城・神栖市出身の春輝は、12歳の小学6年だった2010年3月14日に「つくし」のリングネームでデビュー。148センチ、47キロの小さな体を武器に若手の中心選手として活躍する一方、17年には友人レスラーとトラブルを起こし、一時はリングを離れ団体職員となった時期もあった。

 だが、同年12月に再デビュー後はメキメキと頭角を現し、20年11月に心機一転、団体トップを目指しリングネームを「春輝つくし」に改名。昨年11月には藤本つかさを破り、団体最高峰王座のICE×∞王座を初戴冠した。

 現在も王座を保持しており、20日の東京・後楽園ホール大会ではSAKIとのV5戦を控える。防衛戦が引退ロードとなる春輝は「引退試合で防衛戦をやりたいと思っているので、勝って5月4日に行きたい。ベルトを持って引退したいです」ときっぱり。

 4月3日には初の自主興行「ハルカゼ~12年の想いをこめて~」(東京・新木場1stRING)も決まり「やりたいことを集めた興行にしようと思う。それがやれたら、悔いなくリングを下りられると思う」と語った。

 引退後は高校時代に選択授業で「教育」を受講した時から興味を持っていた児童教育の分野に挑戦する予定だという。

 会見中は「12年間、アイスリボンには迷惑をかけた時期もあったし、みんなで笑い合ったことも…。いろいろなことを思い出して…」と涙ぐむ場面もあったが「アイスリボンのみんなが大好きです。こういう状況の中、アイスリボンには感謝しています。アイスリボンは家族みたいなものだったので、プロレスに出合えてよかった。みんなと過ごした12年間、全てが宝物です」

 残り2か月。万感の思いで引退ロードを駆け抜ける。