男子テニス世界ランキング2位のノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)が4大大会の全仏オープン(5月22日開幕、パリ)の出場が濃厚となった。

 新型コロナウイルスのワクチン未接種で物議を醸しているジョコビッチは、1月にオーストラリア政府から国外退去を命じられ、全豪オープンに出場できなかった。今後もワクチン未接種を貫いて4大大会不参加も辞さない姿勢を示してきたが、事態は好転した。

 フランスのジャン・カステックス首相は国内の感染状況を鑑み、今月14日からワクチンパスの撤廃と公共交通機関を除く屋内でのマスク着用義務化を解除する方針を発表。フランス紙「レキップ」は「この決定によってワクチン接種を受けていないジョコビッチは、出場が不透明だった全仏オープンに出場できるはずだ」と伝えている。同メディアによると、ジョコビッチは4月9日開幕のモンテカルロ・マスターズも出場可能としている。

 ジョコビッチは先月28日付で歴代最長の通算361週在位した世界ランキング1位から2位に転落。仏自動車メーカー「プジョー」とスポンサー契約が終了するなど踏んだり蹴ったりの状況だったが、同国内でのコロナ感染対策の緩和が再浮上の追い風になりそうだ。